リフコト日記を書いてみる。

これは、あたしのしょうもない思い出の連なり

【高校】合唱祭シーズンに音がおかしくなった話

 今日は高校の時の話を書いてみる。

 

 

 

 

 

 

 あたしは高校の話を、周りにあまり話さなかった。いや、聞かれなかったから話さなかっただけなんだけどね。クラスで浮いていて、授業はよく寝てて、赤点まみれの理系教科。シャレにならないくらい理想の青春から遠かったけど、なんだかんだで不登校にはならなかったし、上手くいった方なのでは?と思う。

 

 そんなコミュ障ぼっちだったあたしでも、合唱祭は好きだった。声だけは大きいので、中学生の頃、音楽の教師に「発声がいいね」とだけ褒められたことがあるからである。

 

 ソプラノパートで積極的に練習に参加をしていたのだが、練習期間中に風邪を引いてしまった。咳が酷く、病院に行くため1日休み、処方された咳止め薬を飲んだら…音がおかしくなっていた。

 

 ドアホンのチャイム、スマホゲームのBGM、電子ピアノの音が全部不協和音に感じ、あたしは一瞬風邪の症状かな?と思ったが、今までとは違う感覚だった。半音低く音が聞こえるなんて症状が、風邪ごときにあるわけがないだろう。

 

 原因はあの咳止め薬だと確信して、調べてみると、見事に副作用でそうなる時があるという記載があった。咳は辛いが、音感が不安になるよりは使用を中止したほうがいいだろうと、母親と話して漢方薬に変えた。 

 まさか、絶対も相対も何もない、音楽がちょっと好き程度だったあたしにも、こんなに不自由する事があるんだと驚いた。

 

 翌日、登校して朝練に参加した。やっぱり伴奏がおかしくて、このままだと歌も変になってしまうので、気づかれない程度に口パクをしていた。

 

 3週間も経つと、音はやっと元通りに聞こえるようになった。もうこんな不快な目に遭いたくないので、おくすり手帳にその薬だけ処方を避けるように書いた。

 

 

 

 閲覧ありがとうございます。陽射しが痛すぎる。